古い簪です。
明治後期〜大正期頃 銀製。
銀座の老舗小間物店であった
白牡丹本店のケースに収められています。
糸状の銀線を縒り合わせ、模様を描き出す
平戸細工と呼ばれるシルバーフィリグリーの技法を用いた
驚くほど繊細で雅やかな造形美。
菊花を象った珊瑚の紅色と
ステンドグラスのように光を透過する
プリカジュールエナメル(透胎七宝)の清涼な青色が
軽やかなレースを思わせる透かしの唐草文に
豊かな彩りを添えています。
二本軸にはジョイント金具が付いており、
お好みの角度に調整可能。
日本の工芸技術の粋を凝らした装飾意匠は
年月を経た今も美しく、色褪せることのない魅力を持ち
華やかな装いに心躍らせたであろう当時の女性たちに
思いを巡らすことができます。
刻印等は入っておりません。
経年による傷や擦れ、金属変色等が見受けられます。
ケースに少々のシミ汚れがあります。
サイズ:全長約13cm 幅約8.2cm
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